ビットコインまわりのエコシステムを図にしてみた
ビットコインまわりのサービスがどうなっているのか全体像をつかむために図にしてみました.
①取引所
国内では,BtcBox,coincheck,Zaif Exchange,bitFlyerなど
②ウォレット
オンラインウォレットでは,取引所と一緒になっているところもあります.
コールドウォレットとしては,紙,ハードウォレット(TREZORやLEDGER WALLETなど),スマホアプリ,ローカルのPC上など
デポジットをして決済するタイプとウォレットと一緒になっていて決済時に自動的に通貨に交換され決済されるタイプがあります.
また,ビットコインを金(ゴールド)に替えておき,デビットカードで自動的に決済するBitGoldといったサービスもあります.
④HYIP
怪しいサイトもあり,利息や元本が返ってこないこともあるため注意.
HYIPサイトをレーティングしたサイトで支払状況やレビューは要チェック.
⑤クラウドマイニング
マイニングを専門とする業者です.最近は業者が組織を上げてASIC(マイニング専用に開発された機器)を所有してマイニングが行われているので,個人の自前機器では電気代のほうがかかり赤字となります.(業者は電気代の安いところにデータセンターを建ててASICを沢山並べてマイニングをやっているようです)
なので,クラウドマイニングサービスでハッシュレート(マイニングを行うためのコンピュータリソース)を購入することで,マイニングによって採掘されたビットコインが配分される仕組みを使います.
私もHashFlare,Mining Sweden,Genesis Mining,HashOcean,ZeusHash,GigaHashといったサービスを使ってマイングをやっています.まだ始めたばかりなのでリターンが出てきたらブログで紹介したいと思います.
⑥マイニングプール
マイニングプールはみんなの計算リソースを束ねて採掘するための仕組み.
個人でビットコインを採掘(Solo Mining)しても自力でビットコインを掘り当てることは困難であるため,マイニングプールを使って掘り当てられたビットコインを協力度に応じて配分する仕組みになっています.
asicpool.infoやminingpoolhub.comなど
⑦マルチプール
余っているコンピュータリソースを貸し出す仕組み.
NiceHash(WestHash)やBetarigs, MiningrigRentalsなど
⑧マイニングリグ
マイニングするためのコンピュータリソース.
最近ではAntMiner S7といった電力効率の良いのASICが開発されているが,採掘の難易度が上がったり,ビットコインの価格が下落しているためASICの開発は下火な感じです.また,ビットコイン以外のASICが利用できないアルゴリズムを採用したビットコインの代替コインAltcoinが登場し,最近ではAltcoinを採掘して,取引所でビットコインに交換するという手法が広く用いられています.
BITMAINなど
⑨Faucet
Faucet(蛇口)と呼ばれる無料でbitcoinを配布しているサイトがあります.広告バナーをクリックすると僅かですが,bitcoinがもらえます.